FAQ
麻しん風しんのワクチンをなぜ接種しなければならないのでしょうか。
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回答
麻しんや風しんを予防する唯一の手段はワクチン接種です。自分を守るため、周囲のみんなを守るためにワクチンで予防することが必要です。麻しんにかかった場合、有効な治療方法はありません。感染力が強く、麻しんの発病者と同じ部屋にいるだけで感染し、麻しんに対する免疫がない場合ほぼ100%の確率で発病します。
主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があり、患者100人中、中耳炎は約7人から9人、肺炎は約1人から6人に合併します。脳炎は、約1,000人に1人から2人の割合で発生が見られます。予防接種を受けずに、麻しんにかかった人は数千人に1人の割合で死亡の報告があります。
風しんは、麻しんに比べると症状は軽くすみますが、妊婦(特に妊娠初期)が風しんにかかると、精神や身体の発達に障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性が少なくありません。ワクチン接種をすることで、自分だけでなく、妊婦とその赤ちゃんを風しんから守ることになります。
麻しん、風しんの予防接種は定期接種に位置づけられており、1歳から2歳未満で1回、幼稚園・保育園の年長児で1回の計2回接種となっています。(平成20年度から24年度のみの時限措置として、中学1年生、高校3年生の時期に1回接種する機会が設けられていました。)
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