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周辺の地域では一番の高さを誇る、山車の迫力がすごい!

[2018年3月29日]

ID:3039

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山車

高さ約8m!尾張地区最大級を誇る岩倉の山車

山車

岩倉市には、大上市場、中本町、下本町にそれぞれ1台ずつ、計3台の山車があり、
現在では、毎年「桜まつり」と「山車夏まつり」での山車曳きが名物となっています。
岩倉の山車の歴史は、江戸時代前期から始まったと言われています。旧暦6月16日には、神明大一社に
3台の山車が揃い祇園祭を彩ってきましたが、戦争などにより、昭和30年代には山車曳きは完全に行わ
れなくなってしまいました。山車曳きが復活をとげたのは、市制施行20周年の翌年、4月の桜まつりからでした。
3台の山車は、それぞれ約8mもの高さがあり、尾張地区でも最大級を誇ります。春は五条川の桜の中を、
夏は提灯の幻想的な光に彩られながら巡行する姿は壮観です。
現在、山車はそれぞれの町の保存会によって保存・管理されています。山車本体やからくり人形の保存だけでなく、
山車曳きにかかる梶方衆の技や、からくり人形のお囃子の継承など、岩倉の山車文化を次世代へとつなぐ活動を
行っています。

山車の巡行に考慮して、経路上の信号機は「タテ型」!

信号

約8mもの山車が市内を巡行するための対策として、経路上の信号機は「タテ型」をしています。
他にも、約2kmの電線や信号機は巡行の妨げとならないように設置されています。
これは山車を復活させるために、平成2年度から3年度の間に、費用約4,500万円をかけて、
電線などの架線かさ上げ工事や信号機の移転工事を行ったことによります。この取り組みによって
旧岩倉街道や昭和橋・岩倉橋・真光寺橋においても、山車の勇壮な姿を楽しむことが可能となりました。
現在でも、山車巡行経路上では、8.5m以下に架線しないよう関係各社に協力を依頼しており、
さまざまな方の理解と協力に支えられて、山車の巡行が成り立っています。