男女共同参画講座

自分以外の価値観を知り、受け止め方・伝え方をやさしくすることで、自分も生きやすくなることを感じてもらうための講座「みんな違ってあたりまえ！お互いを認めあおう」（全3回）を企画・開催しました。

第1回は「味の比較と考察 ― 大人のためのテイスティング時間」 をテーマに、味噌の味や違いを学びました。味噌は地方によって、家庭によって、味も香りも全く違いますが、どれが正解ではなく、それぞれの土地と人に合った味が育まれてきました。味噌の個性と味わいを学びながら、自分の選んだ味噌で味噌煮や白和え、酢味噌などを作り試食しました。「同じ材料でも味噌によって味が違いおもしろかった」「自宅でも試してみようと思った」等の意見もあり、違いを楽しむことができました。

第2回は「家族のかたちといろんな生き方 ～本音で向き合う 家族と多様な生き方のはなし～」をテーマに、家族の多様性についてお話を聞きました。ワークでは3枚の家族の写真を見てどう感じたか、グループで話し合いをしました。グループの中でも価値観や感じ方が違い、お互いの意見を聞くことで気づきがありました。また、講師の話を聞いて、「わからなくても受け入れて寄り添うことが大切という言葉に納得した」「LGBTQという枠にもとらわれてはいけないと感じた」「枠を超えることを駄目としてはいけないという言葉が印象に残った」など、さまざまな学びや感じ方がありました。

第3回は「ご近所から世界へ！」をテーマに外国人の文化や生活を学びました。クイズやゲームを通して、多文化について学んだり、やさしい日本語による伝え方を実践したりしました。また翻訳アプリの活用について、目的別の使い分けなどを学びました。参加者からは「人によってとらえ方が違うことを体感した」、「正しく伝えることは難しい」という声が上がりました。

全3回の講座から、さまざまな「違い」を知り、気がついていなかった自分の「思い込み」を知りました。お互いを知り、認め合い、寄り添うことで、まわりも自分も生きやすくなるといいですね。

この男女共同参画講座は、市民で構成された実行委員会が毎年企画・運営しています。
皆さまのお役にたてるような内容を企画し、開講していきますので、ぜひご参加ください。