災害に備えて「なにを?どのくらい?」備蓄すればよいか
- [更新日:2025年6月24日]
- ID:7453

なぜ、家庭での備蓄が必要なのでしょうか
自然災害が発生したときに避難所へ避難することが必ずしも正しいとは限りません。生活環境の変化によってストレスが増え、体調を崩すことで、災害関連死に繋がってしまうこともあります。そのため、住み慣れた自宅で在宅避難できるように備えておくことが重要です。
市では避難所で最低限必要となる食料品や生活必需品の備蓄を行っていますが、大規模災害の混乱の中では備蓄物資がすぐに配分できるとは限りません。
令和6年1月に発生した能登半島地震では、物流の混乱等により、食料が調達できたのが発災後7日目以降という地域がありました。また、電気の復旧に1か月以上、水道の復旧に半年以上の時間を要した地域もありました。
このようなことから、各家庭においても災害等の非常事態に備え、最低3日分、できれば7日分の食糧・物資を備蓄することがとても重要になります。

家庭での備蓄方法について
食料品や水(1人1日3リットル)、照明器具、ラジオ等の情報収集機材のほか、各家庭や個人の実情に合わせ常備薬等の必需品を用意し、定期的に点検・交換を行い、いつでも持ち出しができるようにしておきましょう。
また、災害時は、特にビタミン、ミネラルなどの微量栄養素、食物繊維が不足し、体調を崩し風邪や便秘になりやすくなります。そのため、野菜ジュース等、野菜や果物の加工品も備蓄しましょう。
食料と併せて備蓄していただきたいものが、携帯トイレまたは簡易トイレになります。災害時は水洗トイレが使えず、満足に用を足せる環境が整いません。災害時は、環境が整わない不衛生なトイレに行かないようにするために、水や食料を十分に取らず体調を崩される方もいらっしゃいます。最悪の場合は命を落とす原因になるかもしれません。
なお、備蓄は、発災時にすぐに持ち出せる非常持出品と備蓄品を分けて準備しましょう。

非常持出品(例)

貴重品
緊急IDカード、印鑑、現金、健康保険証、運転免許証、母子健康手帳、預金通帳

情報収集用品
携帯ラジオと乾電池、家族の写真(はぐれた時の確認用)、小銭(公衆電話用)、携帯電話、携帯電話の充電器及び予備バッテリー、筆記用具

清潔・健康のためのもの
マスク、テッシュペーパー、トイレットペーパー、歯ブラシ、着替え・下着、お薬手帳、常備薬、タオル、救急セット

食料及びその他準備品
非常食、飲料水、紙おむつ、生理用品、予備の眼鏡

便利品
ポータブルバッテリー、ヘルメット、懐中電灯と乾電池、笛やブザー、万能ナイフ、使い捨てカイロ、ビニール袋、保温シート、毛布、軍手、スリッパ、給水袋、ライターやマッチ、雨具

非常持出品を準備するときのポイント
- 荷物の量は、避難することも考慮し、女性は10キログラム、男性は15キログラムを目安にしましょう。
- 持出品は、両手が自由にできるリュックタイプの袋などにまとめましょう。
- 自分や家族の状況に応じて必要なものを準備しましょう。

備蓄品(例)
- 食料など
飲料水(調理用含む)1人につき1日で3リットル、非常食(最低3日分できれば7日分) - 医薬品、清潔環境
タオル、テッシュペーパー、着替え、緊急医療品 - あると便利なもの
ビニール袋、軍手、食用品ラップ、古新聞紙、ダンボール、ライターやマッチ、レジャーシート、軍手

どこで購入できるの
大型のホームセンターやスーパー、オンラインショップなどで購入できます。

こんなものも準備しましょう
- 乳幼児のいる家庭
粉ミルク、液体ミルク、哺乳瓶、離乳食(アレルギー対応)、スプーン、オムツ、お尻ふき、清浄綿、だっこひも、バスタオルなど
ミルクを作るためにお湯が必要となりますので、併せてカセットコンロ等も準備しましょう。 - 妊産婦のいる家庭
脱脂綿、ガーゼ、さらし、T字帯、清浄綿、新生児用品、ティッシュ、ビニールシート、母子健康手帳 - お年寄りや障害者のいる家庭
備蓄用のおかゆ、着替え、オムツ、ティッシュ、障害者手帳、介護保険証、補助具の予備、常備薬、予備のメガネ、緊急時の連絡先、入れ歯洗浄剤

ローリングストック法について
ローリングストック法は、家庭で備蓄している食料や水、カセットコンロのボンベ等を普段から定期的に消費しながら、消費した分を買い足す方法です。
備蓄食料を7日分準備することは非常に困難ですが、備蓄食料に、普段愛用しているレトルト食品やインスタント食品を充当すれば、無理なく利用、補充ができますので、家庭内において無理なく7日分の備蓄をすることができます。

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お問い合わせ
岩倉市役所市民協働部協働安全課防災安全グループ
電話: 0587-38-5831 ファックス: 0587-66-6380
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