さくらインタビュー1
- [更新日:2016年6月30日]
- ID:293
桜のまち岩倉市には“暮らしに花を咲かせている魅力ある人”がたくさんいます。
vol.1 先人の想いを受け継ぎ、伝統を守る -有限会社旗屋中島屋代助商店(はたや なかしまや だいすけしょうてん)- 2015年3月12日
松浦 代助(まつうら だいすけ)さん
有限会社旗屋中島屋代助商店 7代目
こいのぼり作りはもちろん、岩倉桜まつり期間中には、五条川沿いの作業場で「和」をテーマとした手作り品の販売を行っている、有限会社旗屋中島屋代助商店の7代目 松浦 代助さんにお話を聞いてきました。
店内に飾られた鮮やかな色合いの手拭い
岩倉街道沿いにある旗屋中島屋代助商店
のんぼり洗いを終えてこいのぼりを運ぶ代助さん
1.いつ頃から創業されたのでしょうか?
寛永元年、初代が紺屋として創業し、400年近く続いています。明治初年に幟屋となり、大正時代に旗を染め始めました。染め物屋を営むため、近くに川があるこの場所で、創業からずっと商売を続けてきています。
2.現在、どのような商品を取り扱っていますか?
基本的には、こいのぼり、旗、幕、のれん、手ぬぐい、風呂敷、腕章、たすき等の手染めの商品を扱っていますが、今ではプリント商品も作っています。
3.手染め商品の良いところは?
うちでは、色が他の部分に付かないようにすることを「のり置き」と言っていますが、心と体が集中していないとのり置きをするときに、真っ直ぐに引くことができません。そうした手作業をしていくことで、プリントのようなシャープさはありませんが、手染めならではの味わいが出てくるんだと思います。
4.代助商店ならではのこだわり、特徴は?
先人の想いを受け継ぎ、伝統を守るため、神社のぼりなどは「墨染めで行うことで五穀豊穣を祈る」といった先人の想いを受け継ぎ、現在でも、全国でも数少ない昔ながらの墨染め(すみぞめ)にこだわっています。
5.岩倉桜まつり期間中に、お店を出すようになったきっかけは?
「和」をテーマに、手作りの良さや温かさを皆さんに知っていただくために、手作り商品にこだわって、自分たちの仲間と一緒に始めました。
6.伝統産業を後世に残すために、どのような取り組みを行っていますか?
今の若者は、手や服を汚さなくてもよい職業を選ぶことが多いように感じていますが、「ものづくりは楽しいんだよ」ということを知ってもらうため、小学生向けの染物体験などに積極的に協力するようにしています。
7.代助さんにとって、五条川と桜とは?
正直、小さい頃はあまり記憶にありませんが、最近は本当にきれいだと思いますし、五条川の桜並木は、どこにも負けないと思っています。
お問い合わせ
岩倉市役所市民協働部環境政策課さくら・川・環境グループ
電話: 0587-38-5808 ファックス: 0587-50-0365
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