さくらインタビュー2
[2016年6月30日]
ID:303
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桜のまち岩倉市には“暮らしに花を咲かせている魅力ある人”がたくさんいます。
松浦 勉(まつうら つとむ)さん
中島屋幟店 13代目
満開の桜の季節、春の五条川を鮮やかに彩る手染めのこいのぼり。そんな手染めのこいのぼりの伝統を守り続ける、中島屋幟店の13代目 松浦 勉さんにお話を聞いてきました。
中島屋幟店の染物
岩倉桜まつりのんぼり洗いの風景
天日干しで乾かしているこいのぼり
聞き伝えですが、天正時代は庄屋をやっていたそうです。庄屋から紺屋(こうや)に業種が変わっていきましたが、創業からずっとこの土地で400年以上続いて商売をやってきています。
こいのぼり、旗、のぼり、暖簾、半纏、手ぬぐい、風呂敷などを扱っています。染料は京都や九州からも取り寄せており、手染めにこだわって商品を作っています。
こいのぼりの場合ですと鱗ですね。染め物は、他の部分に色が付かないようにすることをうちでは「のり引き」と言っていますが、のり引きも色付けも手作業で行っていますので、色の濃さやぼかしなど、色味が変わってきますので、オーダーメイドの一点ものとしての価値があるのかもしれません。
のり引きが一番難しいと思います。こいのぼりの場合ですと、鱗の形が三角だと龍になってしまいますし、文字の場合ですと、神社などののぼりは昔ながらの文字を使用していることが多いことから、気を使います。
こいのぼりの仕立てを工房の狭い水槽で行うと、全体を水に浸すことができず、生地がところどころ伸び縮みしてしまい、縫合する際に寸法が合わないことがあったので、広い五条川の昔はもっと綺麗だった水に、こいのぼりを広げたまま五条川に浸すようになったと聞いています。
金太郎がこいのぼりの腹に抱きついていることです。それは、配色の関係からのことだと聞いていますが、他にはあまり無く、珍しいと思います。
仕事を含めた生活の一部ですね。五条川の桜とこいのぼりは、まさに日本の風景という感じがします。
岩倉市役所建設部商工農政課商工観光グループ
電話: 0587-38-5812
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