レコード盤[レコードバン]

民俗資料に関するデータを紹介します。

0910_06

タイショウレコード製

径:0.252(10インチ)

大正初期

音楽情報が刻み込まれた円盤で蓄音機に掛けて音楽を聴いた。シェラックという素材で作られており脆い為落とすと割れやすく「瓦盤」との俗称もあった。録音時間が短く10インチで3分程度で長時間の曲は分けて吹き込まれた。後に長時間(30分程)収録できるLP盤が登場しそれと区別するためにSP(standard　play)盤と呼ばれるようになった。大正9年にレコードに著作権が認められるまで他社のレコードを無許可に複製して販売されておりタイショウレコードもそのような複製版を販売していた会社のひとつであった。

SP盤両面あり
「TAISHO　RECORD」「THE　MOST　STRONG　AND　DISTINCT　RECORD」
A面「義太夫・義經千本櫻」「大阪」
B面「義太夫・野崎村」「大阪」
歌は両面とも豊竹呂昇