多面的機能支払交付金

　農業・農村は国土の保全、水源の涵（かん）養、生物多様性の保全、良好な景観の形成など「多面的な機能」を有しており、その利益は広く国民が享受しています。

　しかしながら、近年の農村地域の過疎化、農業者の高齢化等の進行に伴う集落機能の低下により、農業・農村の持つ「多面的な機能」の発揮に支障が生じつつあります。また、地域の共同活動の困難化に伴い、農地、水路等の地域資源の保全管理に対する農家の負担の増加も懸念されています。

　多面的機能支払交付金とは、農業・農村の有する「多面的機能」の維持・発揮を図るための地域の共同活動に対して、支援を行う制度です。

例えば

• 農道、水路、畦畔などの草刈り
• 水路の泥上げ
• ゲートの保守管理の徹底
• 水路の軽微な補修

などが支援の対象となります。

詳細につきましては農林水産省のホームページ（別ウインドウで開く）をご覧ください。

対象地区　　西市町

活動内容　　地域住民と協力して農業用用排水路並びに畦畔（あぜ）の補修管理を実施すると同時に、水田周辺の除草・清掃等を行っている。

　　　　　　　　また、SNS（Facebook）を活用し、日々の農地保全活動を積極的に情報発信している。

対象地区　　大地町

活動内容　　地域住民と協力して農業用用排水路並びに畦畔（あぜ）の補修管理を実施すると同時に、水田周辺の除草・清掃等を行っている。

　　　　　　　　また、遊休農地を有効活用し　農業体験を実施している。

　令和3年11月23日（火・祝）に安城市民会館サルビアホールで開催された『農地・水・環境のつどい～「農業農村多面的機能支払事業」優良活動表彰～』において、本市の活動団体のひとつである「西市農地環境保全会」が創意工夫部門の愛知県土地改良事業団体連合会長賞を受賞されました。

　西市農地環境保全会は、農地保全活動のPR・情報提供を広く行うために、SNS（Facebook）を活用し、積極的に情報発信しており、その取組が評価されての受賞でした。