口腔がんのセルフチェックをしよう
- [更新日:2020年7月7日]
- ID:4568
口腔がんの大部分は口の表面に発生しますので、直接見て触ることができることが多いです。月に1回、鏡の前でのセルフチェックで早期発見、早期治療を心がけましょう。
口腔がんとは
・口腔がんとは口の中およびその周辺組織にできるがんのことです。口腔がんの発生率はがん全体の約1~3%ですが、以前に比べると口腔がんになる人は男女ともに増えてきています。
・日本人の口腔がんが多い年齢は、50歳~70歳代です。
口腔がんの症状
・直接肉眼で観察でき、手指で触診できるのが大きな特徴です。
・発育様式から外向型(出っ張っている)、内向型(掘れ込んでいる;潰瘍形成)に大別できます。その中でも一見汚く、触っても固い感じをうけるものは要注意です。
・また、白斑(はくはん)も要注意です。白斑というのは口の中の粘膜が白くなっているものの総称で、単に入れ歯が強く当たって白くなっているものもあれば、がんではないががん化する可能性のあるもの、本当のがんであることもあります。
・ときに出血や痛みを伴います。
セルフチェック 「口腔がん」を疑うポイント
◆ 月に1回鏡の前でのセルフチェックをしよう ◆
(1)口の中に固い「しこり」がある
(2)口の中に出血しやすい場所がある
(3)3週間以上治らない口内炎や潰瘍、または抜歯後の傷の治りが悪い
(4)口の中に痛みがある
(5)口の中や唇にしびれがある
(6)口の中が腫れて、入れ歯が合わなくなった
(7)口の中に白い部分または赤い部分がある
(8)口臭があると言われた
(9)原因不明の歯のぐらつきがある
(10)首のリンパ節の腫れが3週間以上続いている
「おかしいな?」と思ったら、かかりつけ歯科医院、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科などへの受診をお勧めします。
口腔がんになりやすいタイプの人
下記の項目でチェックをし、自己評価してみてください。
(1)1日にたばこを10本以上吸う
(2)たばこは、葉巻やパイプが好きだ
(3)50歳以上で、飲酒時にたばこも吸っている
(4)飲酒するとすぐに顔が赤くなる
(5)強いお酒が好きだ
(6)歯を磨かない、入れ歯の掃除をしない
(7)頻繁に舌や頬の粘膜をかむ
(8)入れ歯や歯の詰め物が当たって痛い
(9)偏食がある(ビタミンや鉄分不足)
(10)がんになったことがある
「チェックがついた」=「口腔がんになる」というわけではありません。ただし、チェックがついた人は、つかない人に比べて口腔がんになりやすい体質であったり、または口腔がんになりやすい環境にあると考えられます。
がん治療は年々進歩しています。それは「口腔がん」も同じです。治療法も徐々に確立されつつあり、適切な治療法により、予後も改善されてきていますが、何よりも早期発見、早期治療が最も重要であることに変わりはありません。
月に1回は上記のセルフチェックをして早期発見を心がけましょう。
お問い合わせ
岩倉市役所健康こども未来部健康課健康支援グループ
電話: 0587-37-3511 ファックス: 0587-37-3931
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