親子で楽しく歯みがきしてみよう! (1歳~1歳6か月のお子さん向け)
- [更新日:2023年6月13日]
- ID:4611
◆初めての歯が生えてから今日までのお口の変化とお子さんの成長!
(1) 歯の本数が増える(*)。
(2) 食べ物の幅が広がり、動きが活発になる。
(3) 言葉をおぼえ行動の幅が広がる。
(4) 自己主張が強くなる。
・・・最近は大人の言うことを聞かない場面も増えていますよね…こんな大変な時期に歯みがきなんて…と思いながらの歯みがきも、大騒ぎしながらの日々でしょう。
(*)歯の本数
上前歯4本、下前歯4本合わせて8本くらい生えてくる時期です。歯の生え方は個人差があります。
同じ月齢でも他の子と比べる必要はありません!
◆まだまだ準備中!
お子さんが歯みがきを嫌がると、ママ・パパは焦ってイライラしてしまうかもしれませんが、大切な我が子の歯をむし歯から守るため、みがき方をいろいろ工夫してみましょう。3歳を過ぎるころには、親子共々上手にできるようになりますので、心配はありません。
お子さんの方もまだ、いろいろ準備段階です。これから少しずつ経験して、吸収していきます。長い目で見守ってあげてください。
◆今日から親子で上手に歯みがき!さあ歯ブラシを選びましょう!
◎仕上げみがき用歯ブラシ
◎仕上げみがき用歯ブラシ
(1)柄の部分(持ち手)が真っ直ぐなもの
(2)毛の部分(ヘッド)が小さく毛が密集している
(3)毛の硬さはふつうから柔らかめ
◆子ども専用の歯ブラシで自由に歯みがきを!!
◎子ども用歯ブラシ
(1) 持ちやすく、のど突き防止付きのもの
(2) 毛の部分が小さくて毛がやわらかいもの
(3) お子さんの好きなキャラクターや絵がついているもの
◆痛くない仕上げみがきの手の添え方
*上唇小帯(じょうしんしょうたい)に、歯ブラシがあたると強い痛みを感じるので、歯ブラシがあたらないように気をつけましょう。
(*)上唇小帯(じょうしんしょうたい)…上唇の裏側の前歯の上の、ひも状の歯肉が隆起している部分
◆いよいよ実践…歯みがきしましょう!
(1)保護者は開いた両足の間へお子さんを仰向けに寝かせる。
歯みがき中はお子さんが動くと危ないので、両足でお子さんの体の動きを最小限に抑える。
(2)保護者は利き手に歯ブラシの柄を鉛筆を持つように持ち、もう一方の手の人差し指の腹で上唇小帯(じょうしんしょうたい)をおさえる。
(3)歯ブラシを歯にしっかりと付けて、優しい力で歯と歯肉の間をみがくつもりで小刻みに1本5秒間みがく。
*上手くできなくても歯みがきが終わったら必ず頑張ったことを、ほめてあげてください。続けるうちにできるようになるので、焦らなくても大丈夫!
家族と一緒にみがくと、楽しさが倍増しますね!
1人みがきがまだ十分に出来ないので、大人による仕上げみがきが必要になります。お子さんが、みがき終わったら声をかけて、必ず仕上げみがきをしましょう。
◆親子で「ごっこ遊び」を楽しもう!
お気に入りのぬいぐるみや人形に歯みがきしてあげるごっこ遊びや、絵本を一緒に見ながら、歯みがきの楽しさを教えましょう。
◆正しい食生活でむし歯予防!
◎食事について!
保護者が正しい食習慣を心掛けることが大切です。ひと口30回かむことを目標に実践してみましょう。
(1) 1日3食、規則正しく食べましょう。
(2) お子さんのお口の状態に合わせて、材料の大きさや柔らかさなどを調整しましょう。
(3) よくかんで食べる習慣をつけましょう。
(4) お口を閉じて食べるようにしましょう。
(5) 栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
(6) 味の濃い物や甘みの強いものはさけましょう。
◎おやつは食事の延長ですよ~!
おやつはお菓子ではなく、不足している栄養を補ってね。
・乳製品、季節の野菜や果物、おにぎり、パンなど
・食事で取りきれなかったものなど
◆ボトルカリエスに注意!ほ乳瓶からコップへ・・・
糖分の入ったジュースやイオン飲料などを、ほ乳瓶に入れて与えていると、前歯の表側や裏側がむし歯(ボトルカリエス)になる可能性が高くなります。前歯が生えそろったらほ乳瓶もそろそろ卒業ですね。少しずつコップの練習をはじめましょう。保護者の余裕のある時に一緒に行いましょう。
◎のどが乾いたら…むぎ茶やお水を!
水分補給はむぎ茶やお水で対応しましょう。
糖分の入っている飲み物は、飲んだ後すぐにのどが渇きます。それを頻回に飲むと、むし歯のリスクを高めることになります。
◎むし歯の4つの条件
〇むし歯菌 〇食物(糖分) 〇歯の質 〇時間
むし歯の原因は、糖分だけではありません。
むし歯菌が歯に残った食物(糖分)を摂取して、一定以上の時間が経過するという条件がそろって、初めてむし歯に なります。
◆むし歯菌は家族からだ液を通してうつります。コップやスプーンの共有はやめましょう。
◆フッ素(フッ化物)で強い歯に!
フッ素(フッ化物)が歯に取り込まれると、エナメル質が強くなり、むし歯が出す酸に負けにくい歯になります。
機会があれば積極的に塗布しましょう。うがいが出来るようになったら、フッ素入り歯みがき剤を使って予防効果を高めましょう。
※歯の健康は子どものころが大事。一生、良い歯で過ごせるような道筋をつくってあげましょう。
お問い合わせ
岩倉市役所健康こども未来部健康課健康支援グループ
電話: 0587-37-3511 ファックス: 0587-37-3931
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