生涯学習講座「80年前　わたしたちの足もとの戦争」（令和7年8月16日）

「学童疎開中の子どもたちに人気だったおやつは何だと思いますか？」

8月16日（土曜日）、生涯学習センター研修室で生涯学習講座「80年前　わたしたちの足もとの戦争」が開催されました。この講座は、愛知・名古屋戦争に関する資料館アドバイザーやピース愛知の理事を務めている西形久司さんを講師に迎え、これまであまり知られていなかった史料を基に、戦時中の岩倉や近郊のまちで起こった出来事を具体的なデータと共に話していただきました。

岩倉から出征した人数や場所、戦争の影響により転入してきた世帯の数、学童疎開中の娯楽的行事の回数やおやつメニューの割合など、さまざまな事柄が数値で表されることで、戦争の悲惨さや平和の尊さを感じることができました。西形さんは、「空襲こそ受けなかったけれども、ただ通り過ぎて行ったのではなく、戦地への送り出しや学童疎開などの受け入れといった形で岩倉のまちも戦争の中に組み込まれていた。この歴史を私たちの記憶の中にしっかりと留めておかねばならない。」と話し、参加した皆さんは熱心に聞き入っていました。

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